「メイドinヘヴン〜ご主人様、お仕置きです」part1
声:紅月ことね 作:もちだ弁慶

(プロローグ)
(扉をノック)
ご主人様、亜絵梨でございます。
(扉を開ける)
お申しつけ通り、担当編集者様にはお引取り願いました。
ご主人様は昨夜から行方不明だということで。
ただ、この手ももう今回が3度目になりますので、どれほどの時間稼ぎが出来るものなのか、分かりかねますが…。
頂いた時間がたっぷりあるからと言って、思ったより執筆が進まないこともございますし…官能小説家という御職業も、色々と気苦労が絶えないものですね。
……(主人)
そんなに沈んだ顔をなさらないでくださいませ、ご主人様。
とりあえず今は安心なのですから。
それより…。
亜絵梨の入れたお茶でも一杯、召し上がりませんか?
(茶を注ぐ)
英国よりお取り寄せ致しました、アールグレイでございます。
この鼻孔(びこう)を抜けるベルガモットの柑橘(かんきつ)な香りが、実にさわやかでございますね、ふふふ。
どうぞこれで、ご気分のリフレッシュを…。
(突然バサッ)
これは…。
只今ご執筆中の原稿ではありませんか。
『人妻監禁陵辱(ひとづまかんきんりょうじょく)75日』
もうほとんど完成されているようですが…。
なのになぜ、担当編集者様を追い返せと?
え、わたくしに…中身を読めと仰(おっしゃ)るのですか?
ぁ…はい…それでは。
(ページをめくる)
「そして片桐は嫌がる奈緒美の身体を乱暴に押さえつけ、その着衣(ちゃくい)の背後から、固く緊縛(きんばく)に荒縄を結(ゆ)わえた。
震えて動けなくなった女の背中には、もうすでに抗(あらが)う意志は感じられなかったが、男は容赦なく、思いきり足蹴(あしげ)にした…」
ご主人様お得意の人妻陵辱シリーズ。
相変わらずいい鬼畜表現をされていますね、ふふ。
面白そうですから、もう少し読ませてくださいね。
「どすんと堅(かた)い板張りの床へしたたかに打ち付けられた奈緒美は、その端正な顔立ちに似合わぬ低いうめき声を吐き出しながら、まるでモノのように転げた。
寝そべる人妻のスカートはめくれあがり、ムチムチと肉感的に弾(はず)む白い太ももや、丸く柔(やわ)く割れた大きな白桃(はくとう)のような尻までもあらわになった…」
すごくエロいですよ、ご主人様。
官能表現も生々しく、よく出来ていると思われるのですが。
これでも納得いかないのでございますか?
……(主人)
亜絵梨に朗読されても股間が反応しないから…駄目だと。
それは…。
ご主人様の作風にはデビュー以来ずっと、編集者様にも読者様にも「陵辱」を求められていますから…。
本来の性癖とミスマッチであることは、致し方ないことではあるかと。
以前にも…。
執筆に行き詰まった折には、このようなことがございましたね。
今回もまた、亜絵梨の「アレ」を必要とされているのではありませんか?
……(主人)
やはりそうなのですね?ご主人様。
分かりました。
それではしばらくの間、その身を亜絵梨にお預けくださいませ。
ご主人様が望む官能を、して差し上げますから。

(1部 拘束具を付けて プレイふう)
(縛る音)
全裸のまま、きつく後ろ手(で)に拘束させて頂きましたが、ご気分のほどはいかがでございますか、ご主人様。
陵辱作家であるご主人様が責められ好きだなんてこのようなお姿は、ほかの誰にも見せられませんね、んふふ。
亜絵梨の前では遠慮されなくてもよいのですよ。
いつものように充分感じてくださいませ。
さらに両足も拘束して、自由をきかなくして差し上げますね。
(縛る音)
ほら、もうどこへも逃げられません。
それにしても、このご主人様のおちんちん…。
いつ見ても先がドリルのように皮をかぶり、それはもう見事な包茎でございますね、ふふふ。
腰を引いて隠そうとしても無駄ですよ、どのみち素っ裸なのですから。
人は生まれた時、すでに与えられたモノの大きさは決まっているのです。
短小包茎なのですよ、ご主人様のものは。
小さな小さな肉の芽(め)のような短小包茎なのです。
7寸半の巨根とか、アソコの入り口に入りきらないような太い亀頭とか…。
おおよそご主人様の作品に登場する男性像とは、随分イメージの違うココをされているのですね?
(軽く陰茎をペシペシ)
一体どうしてあのような嘘をお書きになるのですか、ご主人様は。
今一度、ご自分のおちんちんをよぉく見てくださいませ。
それは巨根でございますか?ズルむけた太いカリでございますか?
むしろ短小や包茎を啓蒙する立場にあるご主人様が、そんなことでは困ります。
ここは読者に代わり、亜絵梨がお仕置きをして差し上げなくてはなりません。
ご主人様、こちらへお尻を突き出してくださいませ。
充分にその身をもって反省するのですよ、いいですね?
んっ。(パシ)
逃げてはだめです、ちゃんと包茎と向き合わなくては。(パシ)
僕は包茎だって口に出して言うのです。(パシ)
大きくなっても10cmに満たない短小包茎だって。(パシ)
亀頭が敏感すぎて、入れても3分ももたない早漏だということも。(パシ)
本当は責められ好きのM男だという秘密も。(パシ)
素直に白状したら、亜絵梨が気持ちよくして差し上げますね。(パシ)
(パシ、パシ、パシ)
ご主人様、なんなのですかコレは。
おちんちんがにわかに勃起し始めているではないですか。
メイドにお尻を叩かれた挙句、このように感じさせてしまっているだなんて…もう変態寸前でございますよ。
こんなことのためのお仕置きではないのです。
これでは到底許して差し上げることは出来ません。
さぁ、そこに寝てくださいませ。
(ドサッ)
この、ほどよく未使用なピンクの乳首を甘噛みして、さらなるお仕置きをして差し上げます。
ん…はむ…んむ…むにゅむにゅ…ちゅぷ…ん…んむにゅむにゅむにゅ…ちゅぷぷ。
いけませんよご主人様、乳首がぷっくり立ってきました…ん…あむ…んむにゅむにゅ…ちゅぷ。
感じてはだめです、こらえてくださいませ…はむ…あむ…むにゅむにゅ…ちゅぷん…あむ…んむ…むにゅむにゅむにゅ…ちゅぷ…ちゅぷ。
ん…チュル…チュル…チュゥゥ…チュウゥゥゥゥウ…チュパ…んぁぁ。
ダメではありませんかご主人様。
亜絵梨があれほどご注意申し上げましたのに、またこんなにしてしまって。
もうペニスもニップルもビンビンですよ。
それに先っぽから透明な粘液まで滴(したた)らせて。
ご主人様がこれほど自制の効かないドスケベなお身体になってしまったのは、おそらくその股間に溜め置かれている、あの白濁な毒素のせいでございますね。
アレは男性の生理を狂わせてしまいます。
今から亜絵梨がこのおちんちんをシコシコとシゴいて差し上げますので、そのきゃんタマに溜まった醜(みにく)いウミを、残らず出してくださいませ。
(手コキ)
まずは片手で根元(ねもと)の部分を握りしめて、ゆっくりと上下させますね。
お皮をむいて、かぶせてむいて…。
シコシコシコシコ、シコシコシコシコ。
こうして手筒(てづつ)を上下させるたびに、やっと亀頭の半分だけが見え隠れするリトルサイズ…。
シコシコピストンのストロークがとても短くて済む、理想的なエコちんちんでございますねぇご主人様のものは、んふふ、いいですよぉ。
次はお腹のほうに反り返る竿(さお)の力とは逆方向に、グッと下を向けてシゴきますね。
こうされるとカリ首が刺激されて、タマらなく気持ちいいのです。
余った手のひらでタマタマを揉みほぐしながら、モミモミシコシコ。
どうでございますかご主人様、亜絵梨の手こき具合は?
もう少し早くシゴいてもよろしいですか?
え、すぐに出してしまってはもったいない?
そのような卑屈な考えはおやめくださいませ。
ご主人様は皮かぶりのうえに、生まれつきの敏感な早漏なのですから、すぐに漏らしてしまっても構わないのです。
堂々と早出しすることが時に男らしさとなるのですよ。
いいですね?
それでは、亀頭を手のひらに包みこんで、クニュクニュとつぶして差し上げます。
ん…ん…。
(ぬちゅぬちゅ)
ほぉら、どうですか?
亜絵梨の手の平の中で、先っぽが変形させられてしまって。
んふふ、こうされると気持ちがいいのですよね、ご主人様は。
気持ち良すぎてすぐに出てしまう。
前回は1分もちませんでしたね。
ドピュドピュ・ドピュドピュ、シーツの上やフロアのあちらこちらに、白いウミを撒き散らかしてしまって。
今回もあの時のようにたくさん出してくださいませ。
(ぬちゅぬちゅ)
ほら、もうおちんちんが尋常でない硬さになってきました。
充血した先の穴がパクっと口を開いて、間もなく発射態勢でございます。
さぁいいですよ、存分に射精してくださって。
この毒素を抜いたら、ご主人様は正気(しょうき)にもどられるのです。
イクときには「僕のおちんぽいきます」って必ず言ってくださいね。
いいですか、「僕のおちんぽいきます」ですよ。
言わないと今度は先ほどよりもキツイお仕置きをしますから。
いいですね、ご主人様…。
ほら…ん…んんっ…ぁぁ。
小さくても短くても…。
ここは立派に硬直した…カチカチちんぽでございます、ご主人様…。
あぁ…亜絵梨にまた…見せてくださいませ。
いきり勃ったおちんぽから…白濁なウミ、ドピュッっと出るところを。
あぁっ…そうです…そうでございますよ…あぁっ…あぁっ…あぁぁん…。
いきそうなのですねご主人様…いいですよ…。
おちんぽいってくださいませ、飛ばしてくださいませ…。
んっ、あぁっ、あぁっ、あぁぁっ。
いくいくいく、おちんぽいく。
おちんぽいくおちんぽいくおちんぽいくおちんぽいくぅ。
おちんぽいくぅぅぅぅぅ。
んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。
(ドピュドピュ)
うぅ…んく…あぁ…ぁ。
はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。
毒素…たくさん抜けましたね…ご主人様…。
でもイクときのあの言葉は…無かったです…。
はぁ…はぁ…はぁ…。
お仕置きを…しないといけませんね…。
それが…約束ですから…。
はぁ…はぁ…。

                       2部へつづく